六道学園中等部・某教室にて、二人の美少女が話し合っていた。


　「ルシオラ・・・高等部に入学したら部活はどうする？」


ワルキューレの質問に、ルシオラは気だるそうに答えた。


　「別にまだ決めてないけど・・・・」


　「私と一緒にバレー部に入らないか？」


女子バレー部・・・今年のオリンピックで久々の出場を果たし、古豪復活をアピールしたなかなか人気のスポーツ。だが・・・・


　「バレー部はだめよ・・・・」


　「な、なぜだ！！体力は付くし何より男にもてて一石二鳥やんけ！！なぜ？なぜだめなのよ？！」


　「サンデーにはもう・・・『健太やります！！』があるから・・・」


　「・・・・・」


ザ、ワールド・・・・・そして時は動き出す・・・・


　「いいではないか！！ダンドーXiがあろうとLOVEがあろうと！！好きな物をやりましょう！！やっていきましょう！！」


　「ばか！！同じ雑誌に同じスポーツは必要ないのよ！！所詮人気漫画にはかなわんのよ！！」


　「では、サンデーでやっているスポーツはやってはいけないということか？！」


　「いいえ・・・ワルキューレだけが入るというならば、一つおすすめの部があるわ・・・」


　「そ、それはなんすか？」


　「・・・・梁山泊」


再び、時が止まった・・・・スタープラチナ・ザ・ワールド・・・・


　「いや・・いくら何でもそれだけはいや・・・」


　「そうでしょう・・・だから調理部あたりに落ち着きましょうよ」


私こと横島ルシオラとワルキューレは、無事中等部を終えて今年の４月から高等部に入学します。


　「舞子・・・・ルシオラとワルキューレがカウントダウンTVの物まねをしながら校門から出ていくで？」


　「そう〜〜〜でも、高等部の卒業生じゃないのが残念だわ〜〜〜。鬼頭く〜ん、塩をまいてもらえるかしら〜〜〜」


　「すでに用意してあるわ・・・・」


　「鬼頭く〜ん。今夜は飲みましょうよ〜〜〜」


　「へ？酒のめへんのに大丈夫なんか？」


　「今夜ぐらい・・・今夜くらいは平気でしょ〜〜〜〜」


教師の皆様も、私たちの才能を惜しみながら涙ながらに送ってくれました。


　高等部・調理部部室


ルシオラとワルキューレは、初日の挨拶を終えて帰宅の準備をしていた。


　「なあ・・・ルシオラの弟の忠夫は確か今年中学生だったな・・・」


　「そうだけど？」


横島忠夫。今年、公立夜狩小学校を卒業し私立夜狩中学校にトップの成績で入学したルシオラの弟である。


　「かわいいな・・・・」


　「年が離れているからよけいにね」


　「そういうんじゃなくてかわいいんだよ！！」


　「はあ？」


　「好きというか・・・・愛しているというか・・・・」


恥じらう乙女・ワルキューレに訪れた春であった・・・・・


　続く・・・・と思う



　初めまして、マ・マーンです。幕張とGSを少しくっつけてみました。感想などお待ちしております！！