▽レス始▼レス末
「横島育成計画・本章07(GS)」ひかる (2004.11.19 21:29)



「め、冥子と共同作戦ー!!」


とあるオフィスビルの霊掃除に呼ばれ、
他のGSが一名いるのでその人と協力という話だったので、
全員が行く必要もないだろうと、
令子ひとりでおもむいてみたら、待っていたのは冥子だった。

「じゃ、わたしはこれで」

くるりときびすを返す。
あるいは尻尾を巻くともいう。

「わたしは令子ちゃんと一緒にお仕事できるのを〜
 楽しみにしてたのよ〜。そんな言い方ないじゃないの〜」

「もう・・・、仕方ないわね」

冥子にほとんど教えることもなく、
さっさとタマモとの共同経営を決めてしまった負い目もある。

「まあ、あんたも成長したみたいだし・・・ま、いっか」

「よ、よかった〜。冥子、嬉しい〜〜〜〜!!!」

 ちゅど〜〜ん!!









ぜえ、ぜえ、ぜえ、ぜえ・・・

「あ、あんたねえ、仕事始める前から、台無しにしたいの?
 それとも、そんなにわたしを殺したい?」

「ご、ごめんね〜」

冥子とつきあいの最も長い令子も、
ここまで、あっけなく暴走に巻き込まれたのは初めてである。

「周りの建築物を壊さなかったのが、せめてもね」

「えへへ。なんとか通りだけで済むように頑張ったの♪」

「頑張ったの♪ じゃないわよ!
 それって、もろ人を巻き込むってことじゃない」

しかも、暴走が収束されただけでなく、とんでもない爆発力。

「霊力がなんか桁違いに上がってない?」

「うん、前の一、五倍以上あるわ〜」

「・・・・・・」

自分が一生かかっても、たどり着けないかも知れないレベルに、
すでに達しているというのか、このポヤヤン娘が・・・

ま、まあ、霊力量がすべてじゃないわよ、うん。





除霊対象のマンションは、
一部が霊を呼び込んでしまうアンテナになってしまっており、
一度結界を張ったあと、中を掃除する必要がある。

「中はうじゃうじゃ、悪霊でいっぱいよ。大丈夫でしょうね?」

「だいじょうぶ〜」

あんたの大丈夫は信用ならないのよ・・・。




そして、いざマンションの中に入ってみると、
本当に悪霊であふれている。

「全力で行くッきゃないか。これなら、タマモも連れてくるんだったわ」

神通棍を構え、悪霊たちをブッ叩こうとするが、

「バサラちゃん!」

ンモー

 ズゴー ズゴ ズゴーゴゴ ズゴ ズゴ

ウシの式神を呼び出し、吸引する。

たが、常に吸引させるのではなく、
なんだか途切れ途切れだ。

「なに? 調子悪いの?」

「そーじゃないわよ〜、霊力の無駄づかいにならないように〜、
 ピンポイントで、吸い込んでるの〜」

確かに、霊力をぎりぎりまで引きつけてから、
たまったところで、吸い込んでいる。

「へ〜、やるじゃない」

「えへへ〜、忠夫ちゃんが、いろいろ考えてくれたの〜」

「・・・・・・自分も考えなさいよ・・・」

冥子にまともに式神を使わせるようにした。
それが忠夫くんのもっとも大きな功績だったりして。

「インダラ、ハイラ、サンチラ」


馬の式神に乗り、頭の上に羊のハイラを乗せ、
蛇のサンチラを体に巻き付かせる。

「初めて会ったときも〜、こうしてインダラに乗ってたわね〜」

「そうね。わたしとしては、傍迷惑な奴と思って、
注意しただけなんだけどね、あの時」

「でも〜、わたしは本当に嬉しかったのよ〜。
 そういえば、タマモちゃんも全然怯えたりしないで〜、
 とっても、優しそうな眼でこの子たち見てたわね〜」

実際のところ、懐かしんでいたのである。

「そうね。式神たちだけでなくて、わたしたちにも、なんか優しそうに・・・」

「そうだったわね〜。あったかなお姉さんみたいな感じだったわ〜」

その温かな雰囲気に、柄にもなく引き込まれてしまった。

照れ照れと頬をかく令子。


そんな思い出に浸っていると、
後ろから、ぐわっ、と霊が襲いかかってくる。

 しぴぴぴぴぴぴっ

が、冥子の頭の上から、ハイラが毛針の雨を降らせて、滅する。



「あのさ、ハイラを頭の上に乗っけてるのは、
 高位置から全方位の攻撃っていう理由がわかるんだけどさ、
 サンチラをなんで、自分に巻き付けてんの?」

「えっと〜、忠夫ちゃんは〜、トランキライザーとかって、
 言ってたんだけど、どういう意味かしら〜?」

「・・・・・・」

トランキライザー。精神安定剤ね。
これで不安を和らげてるわけだ。よく考えてある。

バサラのキャパシティも大きくなってるみたいだし、
さすが忠夫くん、よくやったわ。
これで、暴走も「少なく」なる。

暴走がなくなる、と考えないあたり、友人をよく理解している。








「結界をつくる間、やつらを近づけないでね」

「はい〜」

ようやく最上階、問題の位置にたどり着いた。
あとは結界を張り、中の残りを掃除すればいい。


「念!」

令子が一枚、一枚、札に霊力を込めて結界をつくる。

だが、もっとも過酷な時間でもあろう。

冥子ひとりで、多くの悪霊を相手しなければならない。




「あっちじゃ! あっちの女じゃ!!」

「連れとる化け物は強いが、あの女はなんもできんぞ」

「殺せ!!」



悪霊が、冥子を集中狙いし出す。

「やばいわね?」

令子もそれに気づいて焦るが、
当の冥子だけは落ち着いていた。


「サンチラちゃん、やるわよ〜」



 グゥン



冥子に巻き付いていたサンチラが、
突如巨大化。

丸太のような太さで、
冥子を中心に、大きなとぐろを巻く。



 バリバリバリバリバリッ



パワー・アップした電撃が、
周囲の悪霊たちを一気に殲滅。広域殲滅攻撃。

冥子の付近に、悪霊は一体もいなくなった。



「やったわ〜」

「め、冥子、な、なにそれ?」

「え〜? サンチラちゃんのこと?」

「サンチラってもっと、可愛いサイズじゃなかった?
 なんで、アナコンダもびっくりなサイズになってんのよ?」

「サンチラちゃんだけに、いっぱい霊力注いだの〜」

「な・・・なるほど・・・」

令子だって女。
蛇があんまり得意なわけじゃない、っていうか苦手だ。
それが、このサイズ。
いくら味方でも、ちょっと怖い。でも、まあ、



「頼もしくなったわね、冥子」

「ほんとう?」

「ええ、本当に」

「や、やったわ〜!! 令子ちゃんに褒められ・・むぐむぐ」


冥子の口を塞ぐ。


「なによ〜、喜びを表そうとしたのに〜」

「表さんでいい。また、それで暴走したらどうなんのよ」


泣いても、喜んでも暴走。
傍迷惑、っていう点では、今も昔も変わりないわね・・・










そのころ、忠夫とタマモは、
山中を逃げまどっていた。




追ってくるのは、野犬の群れだ。
しかもかなり、組織的な動きをする。



今回の相手は鍛冶屋の白狼。
鍛冶屋の婆とも呼ばれる妖怪である。

昔話としても有名な逸話で、
殺した鍛冶屋の母親に化けていたのはよく知られている。

木の上に逃げた鍛冶屋を、月夜の晩、
狼の群れを率いて、
どんどん肩車するように、一匹の上によじ登り、
そのまた上によじ登り、狼の梯子をつくって、
喰おうとしたのは有名なエピソードだ。



現在では日本狼など生き残っておらず、
野犬を集めて群れをなしている。



「他の犬は、操られとるようなもんなんだよね?」

「そうね、ボスである白狼を倒せば、終わりよ」

「でも、こうして追いつめられた振りしてるけど、
 なかなか出てこんな」

仲間の待つ方に誘導するように追われ、
周りをぐるりと囲まれている。

飛びかかろうとする野犬を、
タマモが火で牽制し、
忠夫は傘で、邪魔をする。

「白狼は殺さなあかんの?」

「すでに、数人の人が食われてるわ」

「・・・そう」

「GSも、数組が、狩ろうとして逆に狩られたわ」

そのため即時殲滅指定が出され、
賞金まで懸けられている。



日がほとんど沈んだ頃、
ふたまわり大きな体を持った白い狼が現れた。

野犬の群れを率い、
軍隊のように組織立てて、人を狩る妖怪。
かなり大きい。そして頭脳は人間並み。



厄介な相手に、王手を打たれた状況であるが、

形勢不利なはずの姉弟は、
そろって、にやり。

「やっと、出てきたわね」
「こいつが出てくるまで、ずいぶん走らされたな」

五十匹近い野犬が、ぐるりと取り囲み、
リーダーが少し離れた岩の上から統率している状況で、

二人は、余裕。



「忠夫、悪いけど・・・殺生してくれる?」

「・・・ラジャ」



一斉に飛びかかろうとした野犬たちの目の前で、
忠夫の姿が消える。

一瞬後、

「堪忍な」

 どさり

白狼が血を吹き出しながら倒れた。



その事実に、野犬たちが混乱する中、
タマモがくるりと舞うように回り、全方位に炎を吹く。

統率者をなくし、
火を怖れた負け犬たちは、
さっきまでの組織的な動きが嘘のように、
てんでばらばらに、全方位へと逃げていった。




「たまに、理性でも本能でもない狂ったような妖怪がいるのよね・・・」

「それでも、あんまり、ええ気分じゃないよ」

「当然ね。・・・・・・その気持ちを忘れちゃダメよ」

元・王の骸を見下ろす。

遊天で、すぐそばに一瞬で移動し、
白狼が気づく間もなく、カードが首筋を斬り裂いていた。

「・・・埋めてやろう」

「そうね、弔ってやりますか」



不幸な運命を背負わされた狼の冥福を祈る。
来世では、もっと楽しく生きられますように。
みんなに愛してもらえますように。




忠夫の静謐な祈りが、月と共鳴する。

そんな静かな森での話。








「因幡やおキヌちゃんがいなくてよかったわね」

「もしいたら、これが夕飯になってたね」

あはははは。


そんな静かな夜。








〔あとがき〕
閑話、そして間話のような話です。

冥子の成長を知ると共に、その寂しさを理解する令子と、
決して保護するだけではなく、時として殺生しなくてはならない時もあるGSという仕事。
みたいなのを少し書きたかったんです。

鍛冶屋の婆は、昔話なんかでもよくでてきます。
知ってる人もいるでしょう。

本屋で妖怪がでてくる小説を探しているときに、
富士見ファンタジア文庫の「EME」という作品を見つけまして、
それで、ああこんな奴いたなと、引っ張ってきたんです。

他にも、いろいろ妖怪は登場してたんですが、
あんまり使いやすそうなのは見つけられなかったです。
あとは風狸(ふうり)とかいう風を操る狸くらいかな。
そのうち、忠夫の成長のために登場してもらおう。


ちなみに、みんなの霊力量ですが、

タマモ=100 と基準にした場合、
令子 = 85
エミ = 80
忠夫 = 45
そして、
冥子 =180 くらいで考えています。
まあ、あくまで現時点で、ですが、
気になる方もいらっしゃったようなので。参考程度に。


△記事頭
  1. 冥子ちゃんパワーア〜〜プ!でも暴走もパワーア〜〜ップ!!しかも嬉しくても暴走!+−0だ〜。
    GSやる上では忠夫には必要な件でしたね。説得が通じるものばかりじゃないし。生きてても狂うやつがいるんだから、むき出しの死者やあやかしになったら理性がかけらもないやつもいますよね。
    俺が知ってるまんがに倒した相手に弔いの気持ちを忘れない妖怪もののがあるんですが、決めゼリフの「汝の魂に幸いあれ」ってのがすごく好きでした。考えたら美神も相手を『極楽』に逝かせてやろうってんだから、あれも一つの弔いの形なんですかね?原作では人造ガルーダの時が印象的です。
    九尾(2004.11.19 21:56)】
  2. 今のままなら、美神が妙神山に行くイベントが早まりそうですね。
    冥子が精神的にも成長してますね、
    これなら六道初代のイベントとが無くなるんでしょうか?
    横島も精神的に成長ですか、
    徐々にGSとしての自覚に目覚めるんでしょうね。
    紫苑(2004.11.19 22:01)】
  3.  冥子ちゃん成長したねぇ・・・・・(TT)
     忠夫も良くココまで教育した!!!!偉いぞ!!!!

     最後に!妙神山編か・・・・・小竜姫がどう言う反応するか楽しみですねぇ・・・
    D,(2004.11.19 22:30)】
  4. 冥子ちゃんがパワーアップしていて、あまり人に迷惑を掛けなくなったのは嬉しいです。でも嬉しくても暴走してしまうのは勘弁して欲しい気がしました。
    横島はいい感じに成長していますね。
    GSの職務常、どうしても倒さないといけない相手が居ますからね。
    タマモは本当にいい師匠です。
    あと思ったんですが、『記事機能メニュー』の『続編投稿』を使ってみてはいかがですか? こういった長期連載には便利な機能ですよ。
    ろろた(2004.11.19 22:31)】
  5. 冥子のパワーアップお披露目〜随分強くなったな、相変わらずだけど
    今回の忠夫編はGSは奇麗事だけではないという現実的なお話
    静かに弔う忠夫はいい感じですね、因幡いなくてよかったよこのシーン(笑)
    みなさん順調に成長中、このままいったら結構早いうちに妙神山に行くことになるかも…小竜姫との邂逅が楽しみだな
    煌龍(2004.11.19 22:39)】
  6. みんなの弟、忠夫の影響力は大きいですねw
    小竜姫との出会いも気になりますが、それより気になるのがワルキューレ。いや、ワルQかw
    夜華ではあれが基本属性でしたが今回はどうなんでしょ?

    >鍛冶屋の婆
    知らねぇ(泣)
    俺が読む妖怪が出てくる小説は京極夏彦さんの作品だけだしな……
    水カラス(2004.11.19 22:46/2004.11.19 22:46)】
  7. 冥子がパワーアップしてますが、戦略は忠夫におんぶに抱っこ、力は全て式神達が、いきなりの事態に弱そうですね。
    暴走もパワーアップしてる分下手すりゃ死者がでるんじゃ。
    この忠夫は綺麗事とは違う現実と言うものも既にしっかりと分かっているようですね。
    それだけ戦いに対する覚悟と言うのも期待出来そう。
    レイトニングサン(2004.11.19 23:01)】
  8. アノ冥子をここまで教育した忠夫、冥子母の陰謀によって六道女学院と関わるのがグンと近づきましたね。
    成長しても、暴走がはた迷惑なのは変わりませんね〜。
    忠夫って悪食のせいでかなり霊力少ないですが、はっきり言って戦闘能力はそれを感じさせませんよね。
    霊力量についてですが、因幡のものと、あとカード一枚のものも知りたいです。あと冴子のもかな?
    悪魔君(2004.11.19 23:21)】
  9. 冥子ちゃん、特訓の成果がでましたな。これで大分、楽に仕事が出来ることでしょうねw
    横島君の方は、辛いでしょうな。優しすぎるくらい優しい子ですし…。
    供養し、鎮めようというのは今の人には中々出来ないことではないでしょうか。
    こういう気持ち――荒ぶる御魂を鎮めて奉るとかは昔の人々には当然だったのでしょうけど…。
    生命と死への畏敬、自分も持っていたいものです。

    それにしても、鍛冶が媼――ですか。これはまた、割と妖怪好きな儂には堪りませんなw
    絵本百物語・桃山人夜話に曰く『土佐国野根と云処に鍛冶屋ありしが、
     女房を狼の食殺しのり移りて飛石といふ所にて人をとりくらひしといふ』
    所謂『千疋狼(せんびきおおかみ)』系の妖怪さんですな。
    日本以外にもアジア全域に類話が存在し、朝鮮の民話では『巫女虎』とか云うなんとも萌え萌えな名前の類話が在るとか。
    …ま、本の受け売りですがw
    国書刊行会より発行されている『絵本百物語』よりの引用です。
    トレロカモミロ(2004.11.19 23:23)】
  10. 冥子ちゃんが強よくなってますね〜、けど暴走したらシャレならない!
    そういえば美神さん、よく無事だったね(汗

    今回の忠夫は立派でした。
    理想と現実をしっかり見てますし、それに対する覚悟も持ってますね。
    この忠夫がただ優しいだけじゃない、てのが解って印象的な話でした。
    丸猫(2004.11.20 00:13)】
  11. 横島君、少ない霊力を巧く効率よく使えるからこそ、一番少ない霊力ながらも、タマモ姉らと肩を並べて闘えるのですね〜もちろん愉快なお供たちの功績もあるのでしょうが。
    そして、原作ではあんまり描かれて無かった気のする(ギャグでしたからね)GSとしての心構えとか自覚とか…時にやりきれない思いをする事もある…とゆうのを理解して、コレでまた忠雄君は一丁前のGSに近づけましたね。
    タマモ姉の育成計画、この面においては順調に進んでいるようで。
    偽バルタン(2004.11.20 00:50)】
  12. 冥子ちゃん強くなりましたね〜。成長してますね。でも、嬉しい時にも暴走して、戦略は忠夫君の言う通りにしただけ・・。まぁ、これからでしょうけど。忠夫君もよくここまで教育しましたね〜。
    忠夫君の方は、悲しいけれど、GSとして必要な経験をしましたね。でもちゃんと解ってる。時には殺生する覚悟を持ち、必要性も解ってて。そして弔い、来世の幸福を祈る。しっかりと成長していってますね。
    柳野雫(2004.11.20 04:46)】
  13. 冥子のパワーUPを令子が知る話でしたか。まあ、暴走が無くなったとは考えていないあたりに付き合いの長さを感じますな。
    今回の忠夫の殺し方、H×Hのヒソカを思い出してしまいました。
    ファルケ(2004.11.20 05:47)】
  14.  「鍛治が婆(かじがばば)」ですな。割と知名度の高い民話でございます。妖怪がらみのネタ仕込みはやはり水木しげる先生の著作を文庫で探すのが手っ取り早いですよ。柳田まで踏み込まんでもいいでしょうし。
     余談ながら私はGS以前からの妖怪マニアで、日本の妖怪の名前なら200はそらでいえたりして(笑)
    HAL(2004.11.20 08:36)】
  15. 〔レス返し〕

    >九尾さんへ
    冥子ちゃんも多分いい方向に向かっているとは思うのですが、
    でも暴走のない冥子ちゃんって、冥子ちゃんじゃないし・・・。
    ガルーダって確か、魔獣のあんたと戦ってみたかったとかいうやつでしたっけ。
    確かに印象的でした。
    それぞれに合った見送り方を書いてみたいものです。

    >紫苑さんへ
    冥子の精神も成長・・・してるはずだとは思います、多分。
    妙神山はブラドー島の後でしたっけ。早く書きたいですねえ。

    >D,さんへ
    冥子はもう一段階、成長させたいんだけど・・・なかなか機会がねえ。

    >ろろたさんへ
    原作では喜びとかで、暴走してませんでしたっけ。
    そういうシーンがあったような気もしないではないのですが。
    『続編投稿』は、普通に投稿するのと、
    具体的に何が変わるのですか? いまいちわからないのですが。

    >煌龍さんへ
    因幡がもしいたら、さらに、酷な現実を浮き彫りにしたことでしょう。
    みんなが成長する分、敵も強うするつもり。

    >水カラスさんへ
    忠夫の影響がどういう方向で現れるかは不明ですが、大きいのは確かでしょう。
    鍛冶屋の婆。わたしは多分、小さい頃呼んだ昔話の本かなんかで、
    知ったんだと思います。

    >レイトニングサンさんへ
    冥子はもうちょっと、育ってもらいたいですね。
    綺麗事ですまないというのは、原作横島も知っていた気がします。
    精神的には、わたしが書く忠夫の方が幼いのかも。
    ただ、覚悟に関しては、きちんとさせたい。

    >悪魔君さんへ
    六道女学院、関わってくるでしょうね、そのうち。
    現在の忠夫のネックはスタミナと、霊視。
    スタミナに関しては、そのうち、力の使いすぎで倒れたりするかも。
    でも、悪食のせいだけでなく、毎晩因幡が吸収しているせいでもあったりして。
    他の人の霊力量はどれくらいでしょうかね。
    冴子は別に令子より多くても少なくてもとくに問題ないし、
    因幡は未知数っぽいし。わかりません。

    >トレロカモミロさんへ
    冥子対鬼道とか、書くの楽しみかも。
    『絵本百物語』ですか、今度書店で見てみよう。
    面白い妖怪の本とかあれば、ご紹介願いたいです。

    >丸猫さんへ
    式神たちも訓練しましたから、暴走状態でも、
    少しは周りを考慮してくれるでしょう。
    悲しみのよる暴走なら、冥子を泣かせたやつを許さないでしょうが、
    今回は喜びですから。

    >偽バルタンさんへ
    足りない部分をお互い補い合えばいい、ということなのでしょう。
    忠夫にはいろいろ考える。ということをさせたいです。これからも。

    >柳野雫さんへ
    冥子は、まあ下地は出来たので、後は自分の向上心ですね。
    自分が奪った命のことを忘れないようにさせたいです。

    >ファルケさんへ
    冥子が暴走しなくなることは恐らくないでしょう。
    なにせ、初代から脈々と受け継がれてきたスキル(?)ですから。
    カードに関してですが、そもそもカードを戦いに使わせようと思ったのは、
    ヒソカを参考にしていますから。その通りです。

    >HALさんへ
    水木しげるですか。
    そのうち、参考書として読んでみます。
    わたしは妖怪というか、今昔物語などから始まる、昔話が好きで、
    そういう中で、鍛冶屋の婆に関しては、知りました。
    ひかる(2004.11.21 04:46)】

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